足のトラブル解消に役立つフットケア

足のトラブルについては、外反母趾やむくみなど様々な症状があります。
外反母趾とは、足の指の付け根辺りの骨が変形して外側に飛び出してしまう症状を指します。
足のむくみは長時間立ちっぱなしで作業を行った時などに一時的に起こりますが、特に深刻なのは糖尿病の合併症により足病変が生じたり、むくんでしまったりした場合だと言えるでしょう。
糖尿病になると高血糖の状態が続き、動脈硬化が進んで血流障害が生じます。
血流障害によって足潰瘍や壊疽といった足病変が生じたり、足がくむんでしまったりします。

フットケアとは、こうした症状を改善するための手入れ方法です。
フットケアには保湿クリームを塗ったり、足をマッサージしたり、ぬるま湯に浸したりするといった様々な方法があります。
近年はフットケアを専門とするエステサロンなども開かれるようになりました。

また、医療機関でもフットケア外来を設けるようになっています。
フットケアには、フットケア指導士という資格があります。
医師や看護師といった医療従事者や介護福祉士、作業療法士などの資格を有し、さらにそれぞれの専門分野の実務経験が3年以上あればフットケア指導士の資格取得試験を受験することができます。
さらに、フットケアの実務経験があり、フットケア指導士認定セミナーを受講すると、日本フットケア学会に所属する学会員であることが求められます。

このようにフットケアに関する知識や資格を持つことは、看護師としてのスキルの幅を広げるのに大いに役立ちます。
看護ケアに役立つ足のトラブルや正しいフットケアの知識を養いたいのなら、全ての女性に贈るむくみ撃退術に目を通してみると良いでしょう。