病棟などで高齢者の患者の担当をする機会が多い看護師にとって、フットケアのスキル習得は看護業務に取り組むうえで重要なテーマの一つとなっています。
看護師が取得可能なフットケアの資格には、様々なものがあります。
社会的に広く認められている財団法人が定めた資格については、多くの医療現場で高く重宝される傾向が見られます。
こうした資格を取得するには、各法人の規定によりセミナーへの参加が義務付けられたり認定試験に合格をしなければならなかったりすることもあるため、早めに主催団体のホームページや医療従事者を対象とした資料に目を通すことが大事です。
フットケアの資格を保有する看護師は医療現場において下肢に障害を抱えている患者のケアを任されたり後輩の指導を担当したりすることもあるので、仕事の幅を広げることができます。
資格の種類によっては、フットケアの検定試験の受験資格を得るために看護師として病棟や外来などで数年の実務経験が必要になることもあります。
そのため、近い将来にフットケアの資格が欲しいのなら、仕事を通じてなるべく有意義な業務を体験できる職場を見つけましょう。
フットケアの資格を取得するまでの過程の中で、患者の下肢の様々な症状だけでなく、血液やリンパ液の流れの改善に繋がるケアの方法について学べることもあります。
そのためフットケアの資格を取得すると、医療機関はもちろん、介護現場などにおいても力を発揮することができます。